強制執行停止の保証金カンパを訴えます!

20170221_hosyoukampa  農地取り上げに立ち向かう市東孝雄さんの闘いは、2月14日に千葉地裁で審尋が行われ、強制執行の停止が正式に決まりました。停止期間は、新たに始まる請求異議裁判(3月2日に第1回口頭弁論)の一審終局まで。執行停止にともない保証金200万円を積むことが条件とされました。

 昨年10月25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、市東孝雄さんの上告を不当に棄却しました。強制執行が迫る緊迫した状況の中、市東さんは強制執行を不当とする請求異議の裁判を千葉地裁に提起し、あわせて執行停止を申し立てました。これが審尋で「理由あるもの」として認められ、執行停止が確定したのです。
 最高裁の確定判決を超えての、この異例とも言える展開は、常軌を逸した農地取り上げが市東さんの生存権そのものを奪うものであることから、裁判所としても慎重にならざるを得ないことを示しています。
 今回、執行に歯止めをかけたことはひとまずの勝利です。しかし裁判所は、この審尋決定の直前に請求異議裁判(地民5部)の裁判長を交代させました。市東さんに陳述の機会を与える審尋を決定した鹿子木康裁判官から、高瀬順久裁判官への突然の交代です。成田から沖縄へと、不当判決を請け負い歩く多見谷寿郎裁判官に次ぐ、露骨な国策人事です。200万円の高額保証金(根拠の無い損失補塡が名目)は高瀬裁判長によって、審尋終了後に通知されました。

 みなさん、市東さんの農地闘争は、ふたたび新たな段階に入りました。市東さんは、不屈の思いを胸に、これまでどおり春に向かって畑を耕しています。
 この農地問題は、独り市東さんだけの問題ではありません。「公益」「国策」の名の下に、生きる権利を奪う者との闘いです。安倍内閣の農家切り捨てや、辺野古・高江の基地建設、被災地置き去りの原発再稼働、さらには改憲・共謀罪の動きと根は一つです。
 強制執行停止の保証金は、心を寄せるみんなの力で作り出しましょう。保証金カンパに力強いご支援を、心から訴えます。

2017年2月21日

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速報!  審尋報告(2月14日)

 今日(2月14日)の審尋で以下を条件に強制執行の停止が正式に決まりました。
  ①明日から7日以内に、200万円の保証金を積むこと
  ②停止期間は請求異議裁判の第一審終局まで
 歯止めをかけたという点でひとまずの勝利です。

※※※にわかに裁判長が交代!※※※
 請求異議裁判(地民5部)の裁判長が、鹿子木康裁判官から髙瀬順久裁判官に交代しました。
 この2月に! 多見谷に次ぐ、最高裁の露骨な国策人事です。今日の審尋で初めて姿を現した高瀬裁判官は、とにかく早期結審に向かう態度ぷんぷん。
 鹿子木裁判官は執行停止で審尋を入れ、別件の一坪裁判では証人を採用しており、当然の裁判手順を踏む裁判官でしたが、危ないと見られて突然の辞令となったこと間違いなし。(ちなみに明後日は一坪裁判判決期日)

 審尋は11時50分から約30分間。市東孝雄さんと、参考人として萩原富夫さん(産直運動の共同生産者)が陳述しました。
 弁護団は、執行を止めたとしても空港会社に損害は生じないから保証金は不要と主張。損害が生じるなら具体的に挙げよ、と空港会社代理を追及しました。代理人が答えられないと見るや、高瀬裁判長が「裁判所は理解する」と助け舟。また、空港会社代理人は「部分執行も考えている」と口走ったそうです。
 いずれにしても、請求異議裁判は激しい法廷闘争が避けられません。これまでを倍する傍聴参加を訴えます。

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年会費の更新と特別カンパをお願いします!

 協力者ならびに会員のみなさん。
 最高裁の不当な確定判決を受けて、強制執行が迫る緊迫した状況に入りましたが、現在、執行手続きは停止しています。この異例とも言える展開は、市東さんの農地取り上げが常軌を逸しており、強制執行が重大な問題を孕んでいて、裁判所としても慎重にならざるを得ないからだと思われます。3月2日から請求異議の新たな裁判が始まりますが、執行停止にともなう保証金の発生が考えられます。
 この裁判は会員の年会費をベースに、まかないきれない部分をみなさんのカンパで、なんとか維持してきました。しかし鑑定費用がかさんだこともあり、財政はたいへんひっ迫しています。上記事情も重なり、あらためて特別カンパをお願いするものです。会員のみなさんには、年会費の更新をお願いします。
 市東さんの農地問題には、安倍内閣の農地法改悪と企業の農業参入、TPPと改憲など、考えさせられる問題が多くあります。正念場を迎えたこの闘いを、ぜひご支援ください。

 ・特別カンパのお願い:「20170129_kampa.pdf」をダウンロード
 ・年会費更新のお願い:「20170129kaihi.pdf」をダウンロード
        ──会報38号などとともに発送しました

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会報新年号とシンポジウム報告集を発送

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 2月2日(木)、事務局は請求異議裁判のビラとともに、会報新年号(38号)とシンポジウム報告集を、会員と協力者のみなさんに発送しました。(シンポ報告集は会員のみ)
 会報では執行停止についての報告と市東さんのお話を掲載。シンポ報告集は好評だった内容のすべてをまとめています。
 また、年度替わりにあたり、年会費の更新と特別カンパのお願いを同封しました。正念場の今年、あらためてご支援・ご協力をお願いします。

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2月4日(土) 市東さんの離れがカフェになるそうです

 天神峰現地からのお知らせです。
 離れをオープンにしてカフェにするとのこと。
「おしゃべりするのもよし、読書するのもよし、散歩する、絵を描く、折り紙など、思い思いに過ごしましょう」
 ホストは木内敦子さん。
 2月4日(土)午後1時から、みなさん気軽にお集りください。

■行き方
 コミュニティーバス
 京成成田東口 11時44分発 →天神峰下車
 (階段を下って左、ローソン前バス停)
  帰りもコミュニティーバスで 16時54分、天神峰発

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偽造証拠問題でさらに前進  1・30 耕作権裁判

20170130_s 1月30日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、もうひとつの農地裁判(耕作権裁判)が開かれました。この裁判は、市東さんの畑の一部を空港会社が「不法耕作」だと決めつけて、明け渡しを求めた10年越しの裁判。その最大の争点は、畑の位置の特定の誤りとその証拠として空港会社が提出した証拠(「境界確認書」「同意書」、添付図面)の偽造問題です。これをめぐる主張と鑑定書の応酬が続いています。

 この日の法廷で市東さんと弁護団は、上記証拠に市東東市さんが署名したとされる当時、東市さんは脳梗塞(1985年7月3日に発症、箸を持つことも字を書くことも困難になり千葉県リハビリテーションセンターに半年余り通院)の後遺症にあったことを証明する陳述書を提出しました。当時の状態では空港会社が出した署名(乱暴だが力強い)は書けるものではなく、事実、その4ヵ月前の裁判宣誓書の署名と明らかに異なっています。
 さらに弁護団は、筆圧(3次元解析)による鑑定作業を行っており、空港会社を追いつめる偽造証拠の追及はさらに続きます。

 ところで耕作地の位置の間違いについて、空港会社は「農業委員会の書類によれば、市東さんの賃借場所は特定されておらず、南台41番地の中であれば(耕作場所は)どこでもよかった」なる予備的主張を、昨年になって始めました。位置の問題と偽造証拠が崩れているからです。この日の法廷では、空港会社の逃走を封じるための、全面的反論の書面が提出されました。

 裁判に先立って、葭川公園から裁判所に向かってデモ行進が行われました。強制執行を停止させて請求異議裁判が始まります。耕作権裁判に勝利し、市東さんとともに農地を守りましょう!

▼耕作権裁判
次回期日:4月24日(月)午前10時30分
 次々回:6月26日(月)午前10時30分

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3・2請求異議裁判へ  ビラができました!

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 最高裁の不当判決に対して市東さんは、千葉地裁に請求異議の裁判を起こすとともに、空港会社の悪質さを訴えて強制執行の停止を申立てました。この訴えは受理され、水際で強制執行に歯止めがかかりました。異例とも言える展開ですが、これは市東さんの農地取り上げが、あまりにも重大で深刻な内容を孕んでいるからです。
 弁護団の奮闘で闘いとられた貴重な時間を、強制執行阻止のために!  
状況を知らせるビラができました。2月2日の発送作業から配布を始めます。拡散にご協力ください。

 印刷には下のPDFをダウンロードしてください。
 ▼請求異議裁判第1回ビラ

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第1回弁論期日は3月2日に決定!  請求異議裁判

 市東さんが行った請求異議の訴えにつき、5日、千葉地裁民事第5部(鹿子木康裁判長)で折衝があり、第1回弁論期日を3月2日とすることが決定されました。また、執行停止申立てに対しては、当事者双方から事情を聴く審尋を行うことが確認されました。強制執行阻止の闘いがひとつ前進しました。

 一方、同日午前の新ヤグラ裁判(民事第2部・内田博久裁判長)では、空港会社の「審理打ち切り」策動を弁護団が粉砕 しました。「最高裁決定で土地明け渡しが確定したのだから、ヤグラ裁判は無意味で終結すべき」というのが会社の主張。しかしヤグラ裁判はヤグラ・看板の所有者を反対同盟と認めて、反対同盟に対して撤去を求めた裁判であって、市東さんに対する最高裁決定とは当事者が違います。
 弁護団の正当な主張を認めて裁判続行とした裁判所に対して、会社代理人がかつてなく執拗に食い下がり、法廷が騒然としました。そのやり取りから、空港会社は、最高裁決定を盾にヤグラ裁判を終結させ、その弾みで請求異議も無力化させ、強制執行に向かおうとしたことは明らか。市東さんと弁護団は、悪質この上ない空港会社の目論みを、請求異議とヤグラ裁判の両方でうち破ったのです。
 市東さんの闘いは、これからが勝負です。みなさん、さらに強く支え、市東さんとともに農地を守りましょう。

請求異議裁判 第1回口頭弁論
 ・2017年3月2日(木) 午前10時30分
 ・千葉地裁601号法廷
   民事第5部(鹿子木康裁判長)
 

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“その時には身体を張ってたたかう” ──市東孝雄さん(12・4デモ)

_tr 12月4日、天神峰で最高裁決定を弾劾し、強制執行の動きと闘うデモが行われました。デモに先立ちマイクを握った市東さんは、「最高裁への五万人署名にたくさん協力いただきましたが、残念な結果になりました。まったく許せない判決でした。しかしまだ終ったわけではありません。千葉地裁の耕作権裁判があります。空港会社が畑を閉ざしに、すぐに来るかはわかりません。しかしその時には身体を張って闘います。あの農地で一日でも長く、農業をやっていきたいと思っています」と話しました。

デモは市東さん宅から南台農地を往復する約2.5キロ。南台の畑では、図面を手に市東さんから説明を受けて、あらためて怒りがこみ上げました。
 デモの後は芋煮会で一年を締めくくり、次の闘いへの英気を養いました。
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【写真】上から
 ・発言する市東さん
 ・デモ行進(開拓組合道路、小見川県道、南台の農道)
 ・南台の畑で説明する市東さん
 ・デモに先立ち行われた畑調査

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訴状と執行停止申立て

 市東さんと弁護団は11月30日に、千葉地裁に請求異議を提起し、強制執行停止を申し立てました。

  請求異議の訴えは、最高裁決定に基づく強制執行の違法を訴える新たな裁判です。また、執行停止の申立ては、その裁判の判決が確定するまでの間、強制執行を停止させるためのもの。その全文をpdfでアップします。(代理人目録、物件目録は省略)

 ・請求異議訴状:「sekyuigi_2.pdf」をダウンロード
 ・強制執行停止申立て:「shikkouteishi_2.pdf」をダウンロード

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