5・24請求異議裁判傍聴へ!  小泉英政・加瀬勉さんが証言

6_a_blog  農地取り上げの強制執行を停止させて始まった請求異議裁判は、ついに証人尋問の段階を迎えました。裁判の争点は、市東さんから農地を取り上げる強制執行が違法な〝権利濫用〟にあたるか否かです。
 最高裁は空港会社の農地明け渡し請求を認めましたが、その執行が権利の行使のようでありながら、社会性に反するものであれば法律効果を失い、農地を取り上げることはできません。
 5月24日は証言の第1回。小泉よねさんへの過酷執行(1971年強制代執行)と、政府・空港会社の謝罪、「くりかさない」の表明について。よねさんと市東さんの農地問題の同質性が明らかになります。
 証人は、よねさんの畑をとりもどした小泉英政さんと、執行現場でよねさんと一緒にたたかった加瀬勉さんです。

 ▼請求異議裁判 証人尋問
  ・5月24日(木)午後2時開廷
  ・千葉地裁601号法廷
  ・証人 小泉英政さん、加瀬勉さん

   ※抽選があるので傍聴希望者は午後1時をめどにお集まりください
   ※デモが予定されています(正午、千葉市中央公園集合)

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ついに、空港会社に隠匿文書の開示を勧告!  5・14耕作権裁判で内田裁判長

 5月14日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、通算37回目の耕作権裁判が開かれた。この法廷で内田裁判長は、それまでの訴訟指揮を一転させて、空港会社に対して〝墨塗り文書〟の任意開示を勧告した。市東さんと弁護団の粘り強いたたかいで、証拠の偽造の真相を明らかにする一歩が開かれた。

 この問題は、賃借農地の位置と空港会社が提出した偽造証拠(甲8、甲9号証)の真相を明らかにするもの。ことの発端は、空港会社による賃借農地の位置の誤認。畑の位置を間違えていながら、市東さんを「不法耕作」呼ばわりしているが、その証拠として会社は、父・東市さんの署名とする偽造文書を法廷に提出した。
 2011年10月、弁護団は関連する文書の提出命令を申し立てた。当時の白石史子裁判長によって不当な訴訟指揮が続いたが、特別抗告の高裁で差し戻しとなり、インカメラによって一部が開示された。
 開示された文書には、市東さん主張のとおり、空港会社の認識変えを示す図面(乙85号証:耕作位置図)が含まれていた。しかし大半が〝のり弁〟の墨塗り状態。真相が闇に消されたまま不当な訴訟指揮が続いてきた。

 だが、賃借位置の間違いをめぐって矛盾を深める空港会社は、自分にとって不利な「耕作位置図」について、「図面は昭和45年の耕作状況から推測したにすぎないもの」などと、苦し紛れに弁明し、証拠価値を薄めようした。だが「推測した」とする肝心要の根拠は、のり弁状態の墨で隠されたままなのだ。
 その開示を求めたが、内田裁判長は「文書問題はすで結論がでている」「これ以上やりとりすることではない」との態度で会社の盾となった。そこで弁護団は新たな文書提出命令を申し立てた。その対応如何で裁判官忌避─裁判中断にもなりかねない緊迫した闘いが続いたが、ついにこの日の勧告となった。
 空港会社はなおも隠し通すことができるのか。「任意開示」というが、裁判所による勧告には重いものがある。開示を拒否すれば当然インカメラになるが、それで収まることではない。

 法廷では、位置をめぐる空港会社の曖昧な主張を追及し、これも会社側が主張を整理することが確認された。
 また、筆跡鑑定について、空港側の主張に対して反論が行われ、専門家証人の意見書と陳述書などの具体的準備を行うことが確認された。

 次回の法廷は9月3日、次々回は11月19日。いずれも月曜日、10時30分開廷。

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写真上:裁判報告会で挨拶する市東さんと弁護団
写真下:インカメラで公開された墨塗り文書をかざす遠藤弁護士

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5・14耕作権裁判へ

 この裁判は、市東さんの農地の一部を「不法耕作」だと空港会社が決めつけて、不当に明け渡しを要求するもの。その最大争点は、空港会社による賃借畑の位置の誤認です。
 その真実を明らかにする関係証拠(地主・藤﨑氏からの買収にかかわる交渉記録、調査記録、検討記録、報告記録)、さらに市東さんとともに小作耕作していた石橋、根本、鈴木ら三氏との交渉記録のすべてを、空港会社は隠し続けています。
 このため2006年10月20日の提訴から12年になろうという今も、法廷は一審・千葉地裁。その攻防も最後的な山場を迎えています。おいつめられた空港会社を敗訴に追いやる5・14裁判傍聴へ!

 耕作権裁判 第37回
  ・5月14日(月)10時30分開廷
  ・千葉地裁601号法廷
*千葉地裁では不当な手荷物検査が行われており入庁に遅滞が予想されます。抽選もありますので傍聴希望者は早めに(10時までには)お集まりください。
*デモがあります。9時千葉市中央公園集合です。

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5・24請求異議裁判(証言)を傍聴しよう!

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 請求異議裁判は提訴から一年を経て、ついに証人尋問の段階を迎えました。裁判を決める争点は、空港会社の権利濫用です。市東孝雄さんへの強制執行と、小泉よねさんに対する71年強制代執行はまったく同質。その違法な過酷執行を、5月24日午後、法廷で再現します。
 証人は、よねさんの遺志をひきつぐ小泉英政さんと、執行現場の生き証人・加瀬勉さん。
 多くのみなさんの傍聴を呼びかけます。

・以下が予定される裁判日程
  5月24日(木)午後2時開廷  小泉英政さん/加瀬勉さん
  6月28日(木)午後2時開廷  萩原富夫さん/市東孝雄さん本人
  7月17日(火)午後2時開廷  口頭弁論
  ※専門家証人として、鎌倉孝夫(経済学)、石原健二(農業経済学)、内藤光博(憲法学)の三氏を申請しています。

・呼びかけビラをごらんください。PDFは以下からダウンロード。

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空港会社の執行主張をうち砕く大弁論  3・8請求異議裁判 報告(2)

 成田空港会社は準備書面5(2月9日付)で、強制執行が適法であると主張している。その柱は、①「強制執行が権利の濫用にあたるのは特異な事態の場合であって、並大抵の事情でないと容認できることではない」、②「その訴えは口頭弁論終結後に生じた事由に限る」というもの。そして最高裁の確定判決を錦の御旗に、強制執行が正当だと主張している。
 だが、まさにその確定判決は、弁論主義の大原則を踏み破る不当判決(一審・多見谷判決)をそっくり踏襲したものだ。多見谷判決は、「強制的手段の放棄」の公約について、「これは話し合いが頓挫した場合についても、強制的手段を講じることがないとまで言及したものではない」などと、空港会社さえ主張してない解釈を勝手に加えて空港会社に肩入れした。高裁・最高裁はこの粗雑・違法な判決を踏襲したのである。
 しかもこの公約は、強制執行段階なって初めて現実のものになる。空港会社は、公約が円卓会議(1994年)のことだから「口頭弁論終結(2015年3月4日)後の事由」ではないと主張するが、まさに執行の当否が問われる今、「強制的手段の放棄」が現実化しているのである。
 弁論の冒頭、葉山弁護士がこの空港会社の主張を打ち砕く弁論を展開した。これに続いて各弁護士が、準備書面5で出された空港会社の主張をひとつひとつ崩した。

 まず大口弁護士が、昨年7月15日にB'滑走路南端で発生したあわや大惨事というべきオーバーラン事故をとらえて、強制執行は住民をまきこむ重大事故の可能性を増大させることを論述した。さらに、長谷川弁護士が、市東さんの有機農業と産直型協同性について仔細に語り、空港会社の無用無益な工事に比して、強制執行が営農に回復不能の打撃を与えることを論述した。
 続く西村弁護士は、「離作補償」を掲げながらその未払いを開き直り、立ち退かない今の時点で支払えば「補償の二重払いになる」という空港会社の驚くべき暴論に反撃し、この状態の強制執行は「不誠実な手段・経緯によって取得・帰属する権利の行使」にあたるから不許可とすべきだと論断した。

 ところで空港会社は、「判決が確定し立ち退かなければ当然、強制執行となる」と言って、「強制執行を行う必要性、相当性」の有無は執行力を左右するものではない主張している。これに対して遠藤弁護士は、たとえ確定判決があろうとも、法は「信義に従い誠実に行使されるべきであって濫用してはならない」としていることを判例を引いて論述し、空港会社は"恫喝執行"だと論難し、なお強行するなら再び流血の事態を引き起こすと弾劾した。
 最後に一瀬弁護士が、提出された学者三氏の意見書を踏まえた弁論を展開した。
①「NAAの空港経営と市東氏の農地・農業について ──その公共的意義を比較検証する」(鎌倉孝夫 経済学)
②「市東氏の有機農業と産直型協同性の社会的意義に関する意見書 ──本件民事強制執行によって喪失する社会的価値は多大であり、成田空港会社が得る効果との間に均衡を欠き、同強制執行はしてはならない」(石原健二 農業経済学)
③「市東孝雄氏の農地法事件における民事強制執行権行使の違法性および違憲性 ──空港会社の「公約違反」および「営農権」の侵害に基づく「権利濫用論」の視点から」(内藤光博 憲法学)
それぞれ力のこもった意見書のエッセンスを論述することで、強制執行がもつ権利濫用と社会的価値・効果の著しい不均衡が明らかにされた。

 その後の裁判進行についてのやり取りは前回報告のとおり。学者意見書については、そのエッセンスを改めて紹介します。

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小泉、加瀬、萩原、市東さん本人を採用するも、拙速・結審の動き露骨   3・8請求異議裁判 報告(1)

 3月8日、千葉地裁民事第5部(高瀬裁判長)で請求異議裁判(第5回)が開かれた。この日いちばんの焦点は、審理を尽くさず早期結審に向かう高瀬裁判長との証人採用攻防。
 法廷は冒頭、入庁時の持ち物検査に抗議し、その後、弁護団が最高裁確定判決を盾に強制執行を主張する空港会社(準備書面5)に対する全面的な反論を行った。(圧巻の弁論の詳細は別途報告)
 その後証人採用問題に移り、高瀬裁判長は以下を表明し、原告・被告双方に意見を求めた。

 ・小泉英政、加瀬勉、萩原富夫、原告・市東孝雄本人を尋問する
 ・期日は、5月24日と6月28日の2期日とする

 これに対して弁護団は、決定の4証人に加えて、鎌倉孝夫、石原健二、内藤光博3氏の学者証人の採用を強く求めた。
 証人調べでは、当事者証人とともに客観的に意見を述べる学識経験・専門家証人の証言が不可欠。市東さんにとって命と言うべき農地の収用を、権利を振りかざして押し切る空港会社に対して、審理を尽くさぬ訴訟指揮は許されない。
 高瀬裁判長は、当事者個々の証人と学識経験者の証言の性格の違いを認めながらも、「検討するが期待はしないでくれ」と逃げを打ち、「7月17日に弁論期日(最終弁論だ!)を予定する」と結審の意図をあからさまにした。
 6月28日に予定される 尋問調書もできないなかで、最終弁論がどうしてできるのか! 終わりを区切った拙速審理は絶対に許されない!

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小泉英政、加瀬勉、学者3名の証人採用を!  3・8請求異議裁判が山場

 弁護団の報告によると、請求異議裁判の進行協議(19日)において、高瀬順久裁判長は証人尋問について以下の意向を示したという。

 市東孝雄、萩原富夫の両証人を採用する
 小泉英政証人については採用の方向で検討する
 しかし、「加瀬勉証人は検討する」としつつも消極的。さらに3証人(市東、萩原、小泉さん)を尋問する場合でも、午後半日の1期日としたい旨述べた。
 これに対して弁護団は、2期日4人を絶対としたうえで、さらに内藤光博(憲法学)、鎌倉孝夫(経済学)、石原健二(農業経済)の学者3名の証人採用を強く求めた。

 請求異議裁判は、農地取り上げの強制執行が空港会社による権利濫用にあたることを最大の争点に闘われている。1971年小泉よねさんの土地収用は違法な過酷執行だったが、市東さんの農地取り上げはこれとまったく変わらない。小泉英政証人はその違法を問い続け謝罪と和解を勝ち取った当事者、加瀬証人は過酷執行の現場証人であり、お二人とも証言を強く求めている。
 さらに内藤証人は、憲法的人権の視点から公約違反(強制的手段の放棄)と営農権侵害を明らかにする。鎌倉証人、石原証人は成田空港の反公共性と市東さんの有機農業・産直型協同性の意義を明らかして、著しく均衡を欠き耕す権利を押しつぶす強制執行の停止・阻止を訴える。
 市東さん本人と、産直共同生産者の萩原さんの証言はもちろんのこと、これらの証言は絶対に欠くことができない。

 第5回請求異議裁判は、農地裁判の成否を決める正念場です。農地はまさに農民の命であり、強制執行は死刑の執行そのものというべきです。証人切り捨ての拙速裁判を許してはなりません。デモと傍聴闘争にお集まりください。

第5回請求異議裁判
 ・3月8日(木)午前10時30分開廷
 ・千葉地裁601号法廷
   ※抽選のため傍聴希望者は、10時までにお集り下さい
   ※デモがあります。9時、千葉市中央公園集合

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内田裁判長の稚拙な訴訟指揮で実質審理20分   2・19耕作権裁判

 2月19日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、通算36回目の耕作権裁判が開かれた。
 この日千葉地裁は、入庁時に金属探知機と目視(手荷物を開けてみせる)による所持品検査という物々しい雰囲気。以前から実施されていた東京地裁・高裁にくわえて、昨年6月の仙台地裁の事件を口実に仙台、大阪、札幌でもすでに実施されているとのことだが、千葉地裁も2月13日から開始した。
 東京では人は金属探知機、手荷物はX線による検査装置を使うが、千葉は一律に無理やりカバンを開けさせ確認する。しかも警備員は開けるよう求めるどころか自ら開けようとし、応じないなら入庁させないという態度。当然にも抗議の声があがり、入庁は混乱した。

 裁判所内におけるこの人権侵害について、法廷で、内田博久裁判長(民事第2部)に訴えた。ところが裁判長は「庁舎管理のことであって、私には答えられない」との一点張り。それは庁舎管理の仕事であって自分は無関係の態度。
 それなら、傍聴人と弁護士から抗議され、やめさせよとの要望があったことを報告すると約束しろと言っても、「約束することはできない」と頑に拒否。30分余にわたって硬直的な対応に終始した。
 さすがに右陪席が、裁判長に耳打ちして合議に入り、再び着座した裁判長は「ご要望があったことは伝えます」といってやっと決着した。愚かのきわみ。

 前回法廷の決定だが、南台畑の特定に係る「用地交渉記録が存在しない」ことについて、空港会社代理人は意見書と用地部長・平山儀幸の報告書(疎明資料)を提出した。しかしこれも「存在しない」と繰り返し、弁解に終始するだけのもの。
 これに対して弁護団は、森友学園の国会答弁同様に「交渉記録」だけに限定して詭弁を弄している可能性があるとの判断から、「調査記録」「検討記録」「報告記録」の言葉をあえて加えて開示を要求した。さらに耕作開始時期についての会社側主張の矛盾を徹底的に突いて弁論を終わった。裁判長の稚拙さで警備問題に40分も費やした結果、裁判手続きは短時間で閉廷した。
 次回以降の裁判期日は以下。
 ・5月14日(月)
 ・9月3日(月) いずれも午前10時30分開廷

 報告会で市東さんは、「空港会社は裁判長にお任せし、裁判長は早く終わらせるのが見え見え。今日のようにヤジを飛ばし(抗議して)、しっかりやらせよう」と笑いを誘った。弁護団は、裁判後に行われた請求異議裁判(民事第5部高瀬順久裁判長)の折衝(進行協議)について報告した。その内容については別に項を改めて報告します。

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シンポジウム報告集 好評です!

20171123  「憲法と農業─農民の人権は守られているか」をテーマにした昨年11月23日のシンポジウムのすべてを、一冊にまとめた報告集が先月できあがりました。

 シンポジウムをとおして私たちは、廃業に追い込まれる農家の現状を人権の視点から考えることの大切さをあらためて感じました。少しかたいテーマでしたが、内藤光博教授(憲法学)の講演と、石原健二さん(農業経済)、三宅征子さん(消費者・市民運動)の鼎談によって、たいへん勉強になったと好評でした。
 この人権の視点は、市東さんの農地取り上げ問題を深めることでもあります。シンポジウムの後半は、市東さんと弁護団、知花昌一さんの沖縄特別報告で、闘うことの意味を明らかにするものになっています。
 会員のみなさんにはお届けずみ、希望される方には販売しています。ぜひご覧ください。
 A4版36頁 頒価300円
 

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2月19日は耕作権裁判です

耕作権裁判
 ・2月19日(月)10時30分開廷
 ・千葉地裁601号法廷
  ※抽選のため傍聴希望者は、10時までにお集り下さい
  ※デモがあります。9時、千葉市中央公園集合

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