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際限なき住民無視の拡張計画  行きづまる空港ナリタ

Kakuchou_4Ws000020_2  市東さんが暮らす天神峰の隣の取香地区でNAA(成田空港株式会社)が密かに用地の買収交渉を進めていることが明らかになった。

 場所は右図の赤線の空港(エプロン側)の一帯。現在のGSE/ULD(航空機支援特殊車両)置き場(オレンジ部分)を、黄色の場所に移す計画という。LCC(格安航空)のターミナルを、第2ターミナルビルの取香側に新設するためだと、NAAは説明している。

 一見してわかるように、これは市東さん宅と東峰地区をますます空港内に取り込む人権侵害の計画だ。

 「空港拡張」というと経営状態が良いかのように聞こえるが、まったく違う。大手航空会社のナリタ離れが進むなか、格安のLCCを誘致する以外に生き残れないからである。
 これまでも、2度の北延伸と、東峰の森を破壊した東側誘導路建設で、空港は住民の猛反対を押しつぶして敷地を一方的に拡張してきたが、それらのすべてが計画破産による苦肉の策である。

 かつて黒野元NAA社長は、「空港は人の尊厳を踏みにじった。もう二度と繰り返さない」と公式に謝罪したが、これはまったくのウソ。生き残りのためなら、住民の命と尊厳を踏みにじるNAAにコンプライアンス(企業倫理)は皆無だ!
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(記事は、2月8日付毎日新聞千葉版)

 2月18日の証言で、市東孝雄さんはこの問題にも触れている。自分と東峰地区の暮らしを踏みにじる計画に抗議したのだが、市東さんがここで訴えたことはもうひとつ。それは南台の敷地外農地の違法買収についてである。

Shikicigai_2  1988年4月、空港公団(現NAA)は、南台の畑(41-8)を市東さんに対しては秘密裏に、県に対しても無許可で旧地主(藤﨑政吉氏)から買収した。ところがこの畑は空港の敷地外にまたがっていた(右図)。当時、空港の告示区域(空港用地)は、県の許可無く買収できることが施行規則で決められていたが、用地外の農地を無許可で売買することは違法である。

 2006年8月、NAAによる市東さんの農地の解約申請で、この事実に気づいた千葉県は、NAAに不備を問いあわせた。その意を察したNAAは、あわてて敷地からハミ出た部分に架空の計画(GSE/ULD置き場)をでっち上げ、辻褄合わせを行った。裁判でNAAは「南台が最適地」だなどと、いけしゃあしゃあと答えている。

 GSE/ULDはエプロンに隣接しなければ意味はない。今回の取香拡張計画は、NAAのウソ八百と1988年の違法買収を、抗弁の余地なく明らかにしている。悪知恵はNAAと千葉県の合作なのだ。

Lccterminal参考:LCCターミナル予定地
   (右図)
 赤く伸びた先端が、現在の
 GSE/ULDのエリアにかかる

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