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事前協議から外れる「瑞穂のコメ」  TPPのウソ次々に

20130314tokyo  環太平洋連携協定(TPP)をめぐる日米両政府の事前協議で、日本が目指すコメなど農産品の輸入にかける税金の維持はこれまで議題にせず、今後も維持できるかどうかは取り上げない方針であることが分かった。複数の政府関係者が明らかにした。
(東京新聞 3月14日付1面TOP)
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 現在、コメには778%の関税がかけられている。コメ農家を保護するための必要措置。関税ゼロのTPPに参加すれば、農水省試算でも、日本のコメ生産は90%減少し、農家は成り立たない。
 コメは麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖原料とともに、アメリカの自動車に対する重要品目のはず。ところが、これまで事前協議の議題にもされず、これからも取り上げない方針であるという。アメリカが自動車や保険で攻勢をかけているというのに、これはまったく驚くべきこと。
 こんな状態の中、安倍首相は、明日(15日)にも、交渉参加を正式に表明するという。
 ▼TOKYO Web  3/14Thursday

 このかん、隠されてきたTPPの舞台裏が次々とばく露されている。

 後発のカナダ・メキシコに対して、極秘に課せられた不利な条件。
 「すでに合意した条文は原則受け入れ、再交渉は要求できない」
 「交渉を打ち切る権利は9ヵ国のみにある」(ブログ3月9日付)。

 3月13日には、日本が交渉参加を正式に表明しても、参加国と認められるまで3ヵ月以上、協定条文の素案やこれまでの交渉経過を閲覧できない、ということも明らかにされた。

 さらに、13日に終了したTPP全体会合(先行するアメリカなど11か国)では、「税関や情報通信、規制の調整、開発などの分野ではすでに大筋合意。これらの分野について残った問題があれば最終段階で話し合う」といわれ、日本が参加しても交渉の余地はない、といって過言でない状況なのだ。

(参考)世界の穀物の期末在庫
 日本のコメ自給の大切さを、世界の食料事情から考えてみよう

Cereal_kimatsu
 ・世界の穀物(コメ・トウモロコシ・小麦など)の生産(青)は増加基調にあるが、需要(赤)も同様に増えている。
 ・しかし期末在庫(茶色)は1998年から次第に下がり、いまや「安全在庫水準」をかすめるほどに落ち込んでいる。
 ・行き場を失った投機マネーが穀物価格を高騰させて飢餓を引き起こし、世界は食料争奪の時代に入ったといわれている。

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