5時間でわずか4機! 第3誘導路 造ったのはなんのため? 3・7供用開始に抗議

供用を始めた第3誘導路を自走する航空機を撮るために、正午すぎに天神峰に着いた。すぐに監視台に上がって航空機を待った。ところが集会が始まる午後の1時半近くまで、待てど暮らせど1機も来ない。
この日は南風。北側から着陸し、南へ離陸

結局、集会・デモが終わった3時半までの間、飛び立ったのはわずか4機。その後、少なくとも5時までは1機も誘導路を使わなかった。監視台からのショットは不発に終わり、撮影できたのは、集会中に慌てて撮った、誘導路を自走する後ろ姿の1枚だけ(上の写真)。
いったいこの誘導路はなんのために造ったのか? これはやっぱり、軒先工事で係争中の市東さんに圧力を加えるためだけではないか、と思わせるものだった。
もっとも、東側誘導路も一日わずか10機程度だったのだから、これが現実なのかもしれない。しかし、新設は東側誘導路の欠陥からくる制約をなくすためだとNAAは言っている。ならばもっと使うはずではないか・・・。ふと見ると、第3誘導路のターミナル側の入り口付近をLCCの航空機が横断する。どうも使い勝手が悪そうだ。
でもまだ初日。北風の時の着陸機はこの第3誘導路と連絡誘導路のふたつを使うだろうし、造った以上、NAAはムキになって第3誘導路から騒音をふりまくかもしれない。なにより市東さんのお宅を東西北と3方から誘導路で囲む暴挙は許されない。
この日は平日。集会には職場を休んだ人を含めて110人がかけつけた。集会では住民団体、市民団体、支援団体、労働組合、学生が抗議発言をやり、連帯してともに闘う決意を述べた。反対同盟が24日の全国集会と27日の最終弁論への参加を訴えた。
「公示書を初めて見た。市東さんはこんなもの気にしなければいいと言うが、ほんとうに許せない。NAAは18日の市東さんの証言とトラクターデモ、ヒューマンチェーンに打撃を受けたに違いない」 「農地法で農地を取り上げることは法体系からしてもあってはならい。最強の弁護団とともに闘おう」 ──私たち会事務局も発言し、新しい会員と一緒に参加するとの思いを述べた。
▲写真上
「朝は何機か(誘導路を)動いたよ。誘導路も公示書も気にしない」と、いつもどおりの市東さん
▼写真下
・南台の畑での小集会
・デモのプラカード
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