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最終弁論ONE POINT⑮  最終第5部 「訴権の濫用」 ~13、14、15章~

Mokuji 「本件訴訟は、訴権を濫用するものであって違法無効であるから却下されるべきである」
 ──第13章「訴権の濫用」から 171頁

 空港会社は、市東さんから農地を取り上げるために裁判制度を悪用しています。これは訴権の濫用であるから即刻却下されるべきなのです。
 この農地裁判のいちばんの問題、──それは効力を失った土地収用法(注)に替えて、本来農地と農民の権利を守るために制定された農地法を悪用して農地を暴力的に取り上げることの違憲・違法です。

 最終の第5部はもう一度最終弁論の最初(第1部第1章)で明らかにしたこの問題を、訴権の濫用として主張し、空港会社による違憲・違法の訴訟がなされる背景を明らかにしています。
 すなわち
 ・市東さんと東峰地区に対する苛烈な営農と生活破壊(第14章)
 ・野放図で際限のない空港拡張(第15章)

注:「効力を失った土地収用法」
 土地収用の根拠となる事業認定が期限切れで失効し、空港公団は1993年6月16日に収用裁決(権利取得裁決・明け渡し裁決)申請を取り下げた

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 最終弁論の第14章と15章は、市東さんと萩原進氏の証人尋問と証拠関係を引用しているので、ここでは見出しとかいつまんだ説明で内容を紹介したい。

第14章 「市東孝雄に対する苛烈な営農・生活破壊」
1.団結街道封鎖
・地域の生活道路、農業用道路として使われている成田市道天神峰十余三3号線(通称・団結街道)
・違法な看板設置に抗議した市東さんに対する不当な刑事弾圧
・市道廃止によるはなはだしい営農妨害

2.生活妨害の状況
・騒音
  西側誘導路(第3誘導路)の供用で、市東さん宅は東西南北で空港に囲まれ、航空機の地上走行音と、離着陸する航空機の飛行騒音、エプロン・ターミナルから常時おしよせる空港騒音が複合的に襲いかかっている。
・排気ガス
・事故の危険
 離着陸に失敗や逸走した航空機による危険と恐怖

3.東峰地区に対する生活破壊
・同様の騒音、排気ガス、事故の危険に加え、東峰神社の神社林伐採、東側誘導路建設による東峰の森・入会林の伐採。空港が地域共同体を暴力的に破壊する現実。

第15章 「野放図で際限のない空港拡張」
1.東側誘導路
2.西側誘導路(第3誘導路)
3.GSE/ULD置き場設置計画
 空港会社は、口先では「地元との合意」を言うが、実際には工事のために地元農家の生活と営農を容赦なく破壊し、野放図に空港を拡張して、じゃまになる農家を追い出すことだけをやってきた。
 本件農地裁判はその典型!

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