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絶対にあきらめない、非暴力抵抗・不服従運動 ──安次富浩さん シンポジウム報告⑦

_blog  安次富さんの辺野古報告は、沖縄に基地をおしつける本土(ヤマト)の暴力性と歴史的な差別をうきぼりにするものでした。

「10月13日に翁長知事が、仲井眞前知事による辺野古埋め立て処分を取り消した。国は執行を停止して、アメリカと一緒になって奪おうとしている」
「海上行動の仲間に対しては海上保安庁の組織的な暴力。頸椎ねんざや海水を飲まされて肺に水が入れられ、陸ではヤマトから来ている機動隊が仲間の肋骨を折った」「安倍政権は私たちウチナーの未来をつぶしにかかっている」
「ゲート前500日をすぎ、浜での抵抗運動は4200日を越えた。そういう息の長い闘いをしながら、絶対にあきらめない、非暴力抵抗運動、不服従運動で闘っている」
「戦後70年間、“外交防衛は国の専管事項”といって沖縄の自己決定権を奪ってきた。辺野古の新基地建設というのもまさにそれで、沖縄に対して植民地支配、差別を続けていこうとする安倍政権の野望。12月2日の那覇高等裁判所で第1回口頭弁論が開かれるが、私たちは裁判で決着がつくとは思えない。現場の闘いと沖縄の大衆運動が、辺野古に新しい基地を作らせない最終決着だと私は信じている」

 そして司法について、三権分立上の独立がなされてないと弾劾して、
「砂川闘争は米軍の基地拡張に対して革新団体と農民が闘って勝利した。しかし最高裁は、在日米軍の存在を違憲とした伊達判決を覆した。当時の最高裁長官・田中は、アメリカ大使館と密約を交わしていた。司法の独立は奪われ、以後、日米安保は高度な政治的課題にして司法判断を避けるという流れがずっと続いている」と訴えました。

 さらに、「辺野古の問題は辺野古だけの問題じゃない」と突きつけ訴えることで闘いを拡大しようと動き出していると話しました。
「アメリカの政治家や知識人、軍事評論家などは“代案を示せ”という。普天間移設賛成・辺野古反対で代案? ふざけるな! あんたらがアメリカに帰ればいいんだ、そうでしょう」
「開き直るアメリカ政府に対して、私たちは市民的闘いの広がりを求めて運動している。ノーム・チョムスキーさんやオリバー・ストーン監督が辺野古の闘いを支持し、多くの著名人が署名した。それがいま確実に広がっている。平和を求める退役軍人の会が決議を上げ、バークレー市では市議会決議も上がった。極めつけはニューヨークタイムスで、「沖縄の闘いを支持する」「民主主義が問われているのは日本政府とアメリカ政府」と書いている。国連人権理事会で翁長さんは、“沖縄・辺野古の問題は、人権と自己決定権を侵害する問題だ”と訴えた」
「基地経済は沖縄の経済発展の阻害物だと、翁長さんは言い切ります。そして大事なのはイデオロギー対立ではなくて、沖縄の未来をどうするかという意味でのアイデンティティーの問題だと言う。もっともっと沖縄の歴史を学んで沖縄の支援に立ち上がって欲しい」と強く訴えました。

 「永田町や霞ヶ関の住民たちに、沖縄の未来をゆだねるつもりはない。沖縄の未来は私たちが作る」「闘いは、あきらめたら終わり。私たちのモットーは、粘り強く、したたかに、しなやかに。そして民衆の知恵。まさに正念場の闘いこの一年、がんばろう」と呼びかけました。

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