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2017年3月

請求異議裁判 訴状全文

 請求異議裁判の訴状を掲載します。

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市東さんの陳述書 全文

 請求異議第1回の裁判で行われた市東孝雄さんの陳述書を掲載します。

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請求異議裁判はじまる!   3月2日 千葉地裁民事第5部

Photo  本日(2日)、千葉地裁民事第5部(高瀬順久裁判長)で、請求異議裁判の第1回が行われた。これは農地取り上げの確定判決(昨年10月25日最高裁)に対して、異議を申立てて執行をやめさるという、いわば“再審請求”ともいえる裁判。強制執行が停止するという異例の事態のなかで、第1回法廷が開かれた。

 提出書面の確認の後、弁護団によって訴状要旨が陳述された。その冒頭、大口昭彦弁護士は、相手代理人に対して「空港会社は嘘つきである」と声をあげて指弾した。これは、1994年10月11日、成田空港円卓会議で空港公団(当時)が、「あらゆる意味で強制手段をとらない」「あくまで話し合で解決」「民主的な建設の手法を遵守する」と公約したことをとらえたもの。これが最高裁判決を経て、現に今、踏み破られようとしていることが信義則に反しており強制執行申立ては許されないとする、異議申立ての第一点。
 続いて遠藤憲一弁護士が、「本件控訴審判決は無効である」と主張した。東京高裁・小林昭彦裁判長は、実質的な審理のないまま突然結審を宣告した。これに対して弁護団は即座に裁判官忌避を申立てたが、その抗告の最高裁決定前に、判決を強行した。このありえない手続きは、「訴訟手続きの停止」と「判決に関与できない裁判官による判決」の2点において民事訴訟法に反する。これが異議申立ての第2点。
 そして3点目を葉山弁護団長が陳述した。空港会社は農地の取り上げと引きかえに「離作補償金」を提示するが、これは未だ支払われていない。もちろん市東さんはこれを不当として農地を守る立場に立つが、空港会社が不払いのまま今に至ったことは、千葉県知事の許可条件に反し無効である。そもそも空港のための“公用収用”であることからすれば、「離作補償」自体が違法・無効というべき。

・市東孝雄さんが意見陳述
 以上の三つの論点に続いて、市東さんが陳述した。
 市東さんは、取り上げられようとしている農地の図面と畑の写真を示して、①南台では周囲の農地までも破壊される、②天神峰では作業場や農機具置き場など農業生産手段のすべてを奪いとられる、と詳細に説明し、「あくまで闘う覚悟」と思いを語った。傍聴席から大きな拍手。(次回ブログに掲載)
 その後、高瀬裁判長は、原告・被告双方に対して2点釈明を求めた。
 ① 原告に対して、権利濫用を主張するか?
 ② 被告に対して、「離作補償金」は負担か条件か? 弁済の提供はあったか?
 「条件」とは効力にただちに影響すること。「負担」はそれが果たされなくてもただちに効力を失うものでないこと(条件よりもゆるやか))
 次回期日は、5月25日(木)午前10時30分になった。

 裁判報告会
 報告会で市東さんは、「弁護士さんの気迫を感じました。空港会社をまた追い込んだと思う。これからも頑張ります」と支援を訴えた。
 弁護団の報告と質疑で、請求異議裁判・執行停止がめったにない異例の事態であること、それは農地問題の重大さを浮き彫りにしていることが、あらためて明らかにされた。
 農地取り上げに反対する会・事務局は、「一日一日が勝負。いつ打ち切ってもおかしくない中、勝ち取った時間を大切にして広く訴えよう」と話し、保証金カンパと会員拡大への協力を呼びかけた。
 裁判前には、中央公園から裁判所までデモ行進して沿道の市民に訴えた。5・25第2回裁判には、さらに多くの傍聴を!
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