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5・25千葉地裁傍聴へ  請求異議裁判Q&A ⑴

Tr  昨年10月25日の最高裁不当判決は、成田空港会社による農地取り上げを可能にさせるものでしたが、現在その執行手続きは停止し「請求異議裁判」が始まりました。
 水際で強制執行に歯止めがかかる異例の展開ですが、これはどういうことなのでしょうか? Q&Aで3回にわたって解説します。

⑴「請求異議裁判」ってどんな裁判?

Q)一言で言って、「請求異議裁判」って、どんな裁判ですか?
A)農地取り上げの強制執行をやめさせる裁判です。その意味で、最高裁の不当判決を実質的にひっくり返す裁判でもあります。
Q)最高裁で判決が確定したのに、新たに裁判を起こせるのですか?
A)「請求異議裁判」は最高裁の不当判決そのものを変えさせるものではありません。農地明け渡しの強制執行を認めさせない裁判です。
Q)それはどういうこと?
A)法律は、請求権を確定させるための手続き(判決手続き)と、それを実現する手続き(執行手続き)とを区別しています。
 仮に確定判決を受けたとしても、強制執行の請求権の存在や内容に異議がある場合、請求異議を申し立てることができるのです。(ただし、その原因となる事実は、基本的に 口頭弁論終結後=本件では高裁の結審後に生じたものに限定されます)
Q)裁判を起こせば、強制執行はストップするのですか?
A)請求異議裁判を提起しても、それだけでは停止しません。
 裁判を起こすと同時に、弁護団は「強制執行停止決定申立」を行い、裁判所が200万円の保証金を担保にこれを認めたことから、強制執行手続きが停止しました。
Q)こんなことはあまりない?
A)不当とは言え、確定判決が出されたにもかかわらず、強制執行が停止するということは、めったにないそうです。それだけ、市東さんの農地取り上げには、多くの問題があるということです。

 ※次回は請求異議申立の主な内容、次々回は5・25裁判の手続きについてです。
 ▼写真は強制執行停止申立で千葉地裁に向かう市東孝雄さんと弁護団(2016.11.30)

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