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2017年6月

スミ塗り開示を求め厳しく追及!  6・26耕作権裁判

_s  6月26日、千葉地裁民事第2部(内田裁判長)で耕作権裁判が行われた。賃借地の証拠を必死に隠す空港会社と、その防波堤となる内田裁判長に対して、市東さんと弁護団、傍聴人が激しく迫る緊迫の法廷となった。

 冒頭、書面と証拠の確認直後、一瀬弁護士が、「乙85号証に関連して、スミ塗りの開示を求めたが、回答や如何。法廷で明らかにされたい」と口火を切った。「乙85」とは、市東さんの賃借地(南台農地)に関する空港公団(現空港会社)作成の書類。4年前に弁護団が激しい追及で提出させたもの。しかし大半が当時の白石裁判長によるインカメラでスミ塗りにされたが、市東さんの賃借地が図示されており、それが現在の耕作場所と一致することから市東さんにとっては決定的な証拠のひとつ。(この書類の内容と性格の詳細については次回解説)
 賃借場所をめぐるこの間の攻防で追いつめられた空港会社は、会社にとってまったく不利なこの書類(乙85)について、「昭和45年頃の耕作状況から、推測したもの」だと釈明していた。
 しかし詳しく検討すればするほど、肝心なところがスミ塗りで隠されている。「当時の耕作状況から推測したにすぎず、耕作場所は甲8、甲9号証(偽造証拠のことだ!)で確定した」との立場の空港会社に対して、「ならば何を根拠に推測したのか」「スミ塗り部分を開示しなければ、分からない」と激しく迫る市東さんと弁護団。

 一時間余の追及で浮き彫りになったことは、空港会社の盾となる内田裁判長の訴訟指揮だ。「すでに結論が出たこと。会社側が開示しないというのであれば、やりとりすることではない」という態度。
 だがこれは筋違いだ。今、新たに、空港会社が「推測に過ぎない」と評価変えしているのだ。過去の事ではなく、今の釈明に対する究明である。「内田裁判長自身が、インカメラで確認すべき」と追及すると、「その立場にない」などと意味不明なことばで打ち切ろうとした。
 弁護団は、改めて書面で追及する旨伝え、引き続き徹底的に追及する構え。
 その後、筆跡鑑定についての確認のほか、証拠関係の整理(賃料支払いの明細、双方による畑図面の座標軸の一致など)を裁判長は求めてきた。ここにも早期結審に向かう内田裁判長の姿勢が窺われる。

 裁判報告会で市東孝雄さんは、「あれが内田裁判長の本来の姿と受け止めました。弁護団と傍聴席とがんばって、少しは届いたかなと思う。空港会社を追いつめ、全部出させるよう、頑張ります」と述べた。裁判の前には、千葉市中央公園からデモ行進が行われた。
 次回期日は9月25日(月)、次々回は11月20日(月)、いずれも午前10時30分開廷。デモも予定されています。

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▼(写真上)裁判報告会で発言する市東孝雄さん
  (下左)スミ塗りの会社書類を掲げ説明する葉山弁護士
  (下右)裁判報告会の様子

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6・26耕作権裁判へ

 請求異議裁判と並行して行われている耕作権裁判の日程は以下です。多くのみなさんの傍聴をお願いします。

・6月26日(月)午前10時30分 開廷
・千葉地裁601号法廷
  ※抽選がありますので傍聴を希望される方は、10時までに地裁1階ロビーにお集りください
  ※農地取り上げ反対のデモが予定されています。9時、千葉市中央公園集合

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