« 2017年11月 | トップページ | 2018年3月 »

2018年2月

小泉英政、加瀬勉、学者3名の証人採用を!  3・8請求異議裁判が山場

 弁護団の報告によると、請求異議裁判の進行協議(19日)において、高瀬順久裁判長は証人尋問について以下の意向を示したという。

 市東孝雄、萩原富夫の両証人を採用する
 小泉英政証人については採用の方向で検討する
 しかし、「加瀬勉証人は検討する」としつつも消極的。さらに3証人(市東、萩原、小泉さん)を尋問する場合でも、午後半日の1期日としたい旨述べた。
 これに対して弁護団は、2期日4人を絶対としたうえで、さらに内藤光博(憲法学)、鎌倉孝夫(経済学)、石原健二(農業経済)の学者3名の証人採用を強く求めた。

 請求異議裁判は、農地取り上げの強制執行が空港会社による権利濫用にあたることを最大の争点に闘われている。1971年小泉よねさんの土地収用は違法な過酷執行だったが、市東さんの農地取り上げはこれとまったく変わらない。小泉英政証人はその違法を問い続け謝罪と和解を勝ち取った当事者、加瀬証人は過酷執行の現場証人であり、お二人とも証言を強く求めている。
 さらに内藤証人は、憲法的人権の視点から公約違反(強制的手段の放棄)と営農権侵害を明らかにする。鎌倉証人、石原証人は成田空港の反公共性と市東さんの有機農業・産直型協同性の意義を明らかして、著しく均衡を欠き耕す権利を押しつぶす強制執行の停止・阻止を訴える。
 市東さん本人と、産直共同生産者の萩原さんの証言はもちろんのこと、これらの証言は絶対に欠くことができない。

 第5回請求異議裁判は、農地裁判の成否を決める正念場です。農地はまさに農民の命であり、強制執行は死刑の執行そのものというべきです。証人切り捨ての拙速裁判を許してはなりません。デモと傍聴闘争にお集まりください。

第5回請求異議裁判
 ・3月8日(木)午前10時30分開廷
 ・千葉地裁601号法廷
   ※抽選のため傍聴希望者は、10時までにお集り下さい
   ※デモがあります。9時、千葉市中央公園集合

|

内田裁判長の稚拙な訴訟指揮で実質審理20分   2・19耕作権裁判

 2月19日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、通算36回目の耕作権裁判が開かれた。
 この日千葉地裁は、入庁時に金属探知機と目視(手荷物を開けてみせる)による所持品検査という物々しい雰囲気。以前から実施されていた東京地裁・高裁にくわえて、昨年6月の仙台地裁の事件を口実に仙台、大阪、札幌でもすでに実施されているとのことだが、千葉地裁も2月13日から開始した。
 東京では人は金属探知機、手荷物はX線による検査装置を使うが、千葉は一律に無理やりカバンを開けさせ確認する。しかも警備員は開けるよう求めるどころか自ら開けようとし、応じないなら入庁させないという態度。当然にも抗議の声があがり、入庁は混乱した。

 裁判所内におけるこの人権侵害について、法廷で、内田博久裁判長(民事第2部)に訴えた。ところが裁判長は「庁舎管理のことであって、私には答えられない」との一点張り。それは庁舎管理の仕事であって自分は無関係の態度。
 それなら、傍聴人と弁護士から抗議され、やめさせよとの要望があったことを報告すると約束しろと言っても、「約束することはできない」と頑に拒否。30分余にわたって硬直的な対応に終始した。
 さすがに右陪席が、裁判長に耳打ちして合議に入り、再び着座した裁判長は「ご要望があったことは伝えます」といってやっと決着した。愚かのきわみ。

 前回法廷の決定だが、南台畑の特定に係る「用地交渉記録が存在しない」ことについて、空港会社代理人は意見書と用地部長・平山儀幸の報告書(疎明資料)を提出した。しかしこれも「存在しない」と繰り返し、弁解に終始するだけのもの。
 これに対して弁護団は、森友学園の国会答弁同様に「交渉記録」だけに限定して詭弁を弄している可能性があるとの判断から、「調査記録」「検討記録」「報告記録」の言葉をあえて加えて開示を要求した。さらに耕作開始時期についての会社側主張の矛盾を徹底的に突いて弁論を終わった。裁判長の稚拙さで警備問題に40分も費やした結果、裁判手続きは短時間で閉廷した。
 次回以降の裁判期日は以下。
 ・5月14日(月)
 ・9月3日(月) いずれも午前10時30分開廷

 報告会で市東さんは、「空港会社は裁判長にお任せし、裁判長は早く終わらせるのが見え見え。今日のようにヤジを飛ばし(抗議して)、しっかりやらせよう」と笑いを誘った。弁護団は、裁判後に行われた請求異議裁判(民事第5部高瀬順久裁判長)の折衝(進行協議)について報告した。その内容については別に項を改めて報告します。

|

シンポジウム報告集 好評です!

20171123  「憲法と農業─農民の人権は守られているか」をテーマにした昨年11月23日のシンポジウムのすべてを、一冊にまとめた報告集が先月できあがりました。

 シンポジウムをとおして私たちは、廃業に追い込まれる農家の現状を人権の視点から考えることの大切さをあらためて感じました。少しかたいテーマでしたが、内藤光博教授(憲法学)の講演と、石原健二さん(農業経済)、三宅征子さん(消費者・市民運動)の鼎談によって、たいへん勉強になったと好評でした。
 この人権の視点は、市東さんの農地取り上げ問題を深めることでもあります。シンポジウムの後半は、市東さんと弁護団、知花昌一さんの沖縄特別報告で、闘うことの意味を明らかにするものになっています。
 会員のみなさんにはお届けずみ、希望される方には販売しています。ぜひご覧ください。
 A4版36頁 頒価300円
 

|

2月19日は耕作権裁判です

耕作権裁判
 ・2月19日(月)10時30分開廷
 ・千葉地裁601号法廷
  ※抽選のため傍聴希望者は、10時までにお集り下さい
  ※デモがあります。9時、千葉市中央公園集合

|

« 2017年11月 | トップページ | 2018年3月 »