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専門家証人の採用を強く要求  ──5・24請求異議裁判報告(4)

 証言の中で小泉英政さんは、市東さんの父・東市さんをめぐるエピソードを紹介してくれた。

 胆管がん を発症したよねさんは入院先で「家に帰りたい」と訴えた。最後はその願いを聞き入れて、東峰の仮づまい(反対同盟が建てたプレハブ小屋)に移して療養した。そこに東市さんはたびたびやってきたが、あるときよねさんに、「ばあちゃん、次はオレの番だ」と話したという。
 小泉さんは、このことを、療養中のよねさんを世話した宮城節子さん(故人)から聞いたという。市東孝雄さんも、同じことを生前親交のあった宮城さんから聞かされている。

 小泉さんは「結局、弱い立場の者に対して、見せしめ的にやってくる。今、こうして証言するとは思いもしなかった」と語っている。よねさんと市東さんの畑の類似性、同質性は、こうした東市さんの言葉にも明らかだ。

 お二人の証言後、法廷では陪席裁判官の交代にともなう更新意見陳述が行われた。その後、閉廷予定を30分超えて、石原健二(農業経済学)、内藤光博(憲法学)、鎌倉孝夫(経済学)の三氏の証人採用を強くせまった。実体験による証言とともに、専門的知見に基づく客観的証言は不可欠。すでに意見書は出されているが、それを読めばよいというものではない。
 高瀬裁判長は即答を避け、検討することとしたが、次回(6月28日)の証言を、萩原富夫さんと市東孝雄さん本人とすることは予定どおりとした。

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