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2018年6月

強制執行の不許可求め気迫の証言  市東孝雄さん本人・萩原富夫証人  6・28請求異議裁判報告(1)

_s  6月28日、千葉地裁で請求異議裁判(民事第5部高瀬裁判長)が開かれ、原告・市東孝雄さん本人と、産直共同生産者の萩原富夫さんが証言した。農地取り上げの強制執行が、その生活と有機産直運動にいかなる事態をもたらすかをリアルに証言して、強制執行の不許可を強く求める気迫の証言となった。

 「取り上げようとしているのは開墾から百年耕し続けた畑。親父が死んで、それを継いでどこが悪いか!」
 市東さんは90分に渡る証言の最後に怒りを込めてこう締めくくり、裁判長に「正義を貫いてほしい」と訴えた。
 萩原富夫さんは、市東さんと一緒に進める産直運動が生産者と消費者にとってかけがえのないものであることを詳細に証言した。また、空港による東峰地区破壊の歴史をたどって、市東さんへの強制執行が集落にとっては〝見せしめ〟であると訴えた。

 市東さんと萩原さんの生活・農業実践を踏まえた証言は、専門家の客観的知見から、その意義が明らかにされなければならない。証言で、農業経済学に基づく石原健二証人の採用の必要性が、ますます浮き彫りになった。
 証言終了後、弁護団は石原氏の補充意見書を提出して証人採用を強く迫った。「専門家の意見書は鑑定意見書と同じものと受け止めている(証言によらずとも読めばわかる)」として、採用に消極的な裁判長との間で膠着し、7月3日午後に進行協議を行うことを予定して、結論はその場に委ねられた。

 お二人の証言は、強制執行を阻止するこの裁判の集大成。前回の小泉英政・加瀬勉両証人の証言を受けて、権利濫用を明確にするものとなった。これまでの主張・立証が、確信に満ちた堂々たる証言で確かなものになったのである。お二人の証言が終わると、法廷は大きな拍手に包まれた。
 期待される石原証言は、「有機農業と産直型協同性の社会的意義」に関するもの。市東さんらの農業(家族農業、有機農法と産直型協同性・提携のネットワーク)が、世界の趨勢からしても先進的であり、壊滅的危機にある日本の農家・農業の再生にとっていかに意義深いことであるか明らかにする。それを生み出しているものこそ、まさに強制執行の対象である市東さんの農地である。「へ」の字誘導路直線化にとって不可欠などという空港会社の説得力のない主張など、その前にはひとたまりもない。なんとしても、石原証人の採用を!

 証言の詳細な報告は次回

〔写真〕裁判報告会で傍聴人にお礼を述べる市東さん
 
 

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市東孝雄さん証言迫る! 6・28千葉地裁へ  第7回請求異議裁判

 農地取り上げと闘う市東孝雄さんと、産直共同生産者の萩原富夫さんの証人尋問が、6月28日に千葉地裁で行われます。この証言は、最高裁判決を停止させて行われた請求異議裁判の、まさに集大成。成田空港会社の権利濫用を明らかにする最重要の証言です。

 最高裁は判決で、空港会社の農地明け渡し請求を認めました。しかし、これに基づく強制執行が、会社にとっての権利行使のようでありながら、実は権利の濫用であって社会性に反するならば、強行することはできません。この裁判は、社会の正義を問う裁判です。
 すでに、小泉英政さんと加瀬勉さんが、小泉よねさんに対する1971 年強制代執行をもとに、空港会社の過酷執行を指弾し、「謝罪」「強制的手段の放棄」が市東さんには及ばぬことの矛盾を鋭く証言しました。
 市東孝雄さん本人と萩原富夫さんの証言は、先の歴史証言の上に立ち、その暴挙が再び強行されるという、権利濫用の実態を突き出すものとなるはずです。

 また、弁護団は、市東さんら実体験に基づく証言とともに、専門的知見に基づく客観的証言を求めて、石原健二、内藤光博、鎌倉孝雄氏ら3人の専門家証言を請求しています。
  とりわけ、石原証人は市東さんらが取り組む有機農業と産直の先駆性・重要性を、世界的な食料危機と廃業に追い込まれる日本の農家、農業存続の方向性から証言します。これは市東さんらの実体験を裏付けるものとしてきわめて重要であり、なんとしても実現しなければなりません。

 異例のことと言われた請求異議裁判ですが、回を重ねるごとに正義が立つか否かの核心に迫るものとなりました。緊迫の法廷証言、ぜひ傍聴を!

 ◾️第7回請求異議裁判
   6月28 日(木)午後2時開廷
   千葉地裁601号法廷
   証言:萩原富夫さん、市東孝雄さん本人
    *抽選のため傍聴希望者は午後1時をめどにお集りください
    *集会とデモがあります。正午、千葉市中央公園集合

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6・28市東孝雄さんが法廷証言  請求異議裁判第7回

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 小泉英政さんと加瀬勉さんの証言に続き、6月28日には、いよいよ市東孝雄さん本人と産直共同生産者の萩原富夫さんの証言が行われます。

 みなさん、ぜひ傍聴に来てください!

請求異議裁判第7回
 証言 萩原富夫さん、市東孝雄さん本人
 ・6月28日(木)午後2時開廷
 ・千葉地裁601号法廷

 ※抽選がありますので傍聴を希望する方は午後1時を目処にお集まりください
 ※デモがあります。正午、千葉市中央公園集合(予定)

 ▼ビラのPDFはこちらから:「seikyuuigi7.pdf」をダウンロード

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