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2018年12月

再度、強制執行停止を決定  千葉地裁

 21日午後、千葉地裁民事第4部は、判決直後に行った市東さんの執行停止申し立てを、認める決定を行なった。

  これは20日の不当判決で、執行停止決定が取り消されたことに対する措置。この日、弁護団は、控訴手続きの間隙を縫って強行しかねない空港会社の悪質さを疎明する書面を提出し、決定を迫った。
 この再度の決定により、高裁に係属するまでの空白期間に強制執行を強行しようという、空港会社の卑劣な策謀は断たれることとなった。

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最低最悪の不当判決!  速報 請求異議判決(12・20)

 判決は想定されたなかでも最低最悪の内容だった。主文のなかみは以下。

 ①強制執行を許さないとの判決を求めた市東さんの訴えはいずれも却下
 ②判決までの間、執行を停止するとした裁判所の決定を取り消す
 ③訴訟費用は原告負担
 ④この判決は仮に執行できる

 市東さんと弁護団は直ちに控訴し、併せて、「急迫の事態」を理由とする執行停止をあらためて千葉地裁に申し立てた。
 この新たな申し立ては地裁民事第4部に係属し、ただちに面接となったが、その場で裁判所は「高裁に係属するここ一か月余のうちにも空港会社が強制執行しかねないとする疎明を、補充書として提出するよう要求。明21日、午後2時15分から再度、面接することを確認して終わった。

 判決は、いちばんの争点である「強制執行権の放棄ないし不執行の合意」(強制的手段放棄の公約のこと)について、小泉さんの和解を無視して「口頭弁論終結前の事由」などと言いなし、事実を偽造した悪名高い多見谷判決を踏襲して「強制執行権の放棄ないし不執行の合意は認められない」と切り捨てている。
 また、権利濫用の主張については、上記デタラメな判断に加え、「農地を転用して空港にすることには公共性がある」から、「強制執行は権利濫用ではない」と決めつけている。対極にある農業の公共的役割や営農権については「採用しない」というのみなのだ。
 いったいこの二年間で行われた、重厚な論述、歴史証言、補佐人陳述の何を聞いていたのかと思わせるスカスカの判決内容だ。要するに何も見ず、何も聞かず、空港会社に肩入れありきで頭を組み立てているとしか思えない。

 〝すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される〟(憲法76条3項)
 高瀬裁判長は、この裁判の折衝の場で、何を思ってか「自分は小役人ですから・・」と、驚きの言葉を発している。いかにも、己の職責もわきまえずに権力を手にした小役人らしい判決というべきものだ。

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12・20請求異議判決 千葉地裁へ

 農地取り上げの強制執行を阻止する請求異議裁判(千葉地裁民事第5部高瀬順久裁判長)の判決が間近に迫りました。12月20日午後2時開廷です。
 当日の予定は以下のとおりです。

 ・正午 千葉市中央公園集合
  集会ののち千葉地裁に向けてデモ行進(12:45出発)
  *1時30分 傍聴整理券交付・抽選

 ・2時 開廷 判決
  閉廷後に、裁判報告と記者会見(於・弁護士会館 裁判所向い )

 なんとしても、「強制執行は違法。認めない」とする、市東さん勝訴の判決を! 
 多くのみなさん、お集まりください。

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非道を、ふたたび許さない! ──沖縄特別報告と事務局報告 11・18シンポジウム報告(3)

 続いて沖縄からの特別報告。仕事が休みの週末、辺野古で抗議船の船長を務める横山知恵さんです。
 「三里塚と沖縄は、〝国策〟の暴力で踏みにじられていることで似ています。『たとえ不当判決でも耕し続ける』という市東さんは、生活そのものが大きな抵抗になっていて、これも沖縄と似ていると感じて、私は感動しました」と、現地調査の感想を率直に。
 そして、「なんとしても新基地建設を止めるとみんな覚悟していますが、これだけ強行されると、作られてしまうんじゃないかという不安がどこかある。その思いに対する答えを、市東さんのお姿に見たような気がしました。諦めずに毎日、自分の生活を守っていくことだと勇気づけられました」と話しました。
 沖縄では、翁長知事の急逝にともなう知事選で、過去最多得票数を得て玉城デニーさんを知事に押し上げたことを報告。しかし、その後、翁長知事の命をかけた承認撤回が、政府によってあっさり執行停止され、工事再開のためのフロートが張られているという。「それでも必死に抵抗したのですが、海上保安庁が私たちどんどん拘束して組織行動をさせない状況です」と悔しさをにじませました。
 「ひとつ希望は、海路による土砂搬出の本部(もとぶ)港塩川が台風で壊れて、沖縄防衛局に土砂を運ぶ手立てがないこと」「人がいれば工事は止められる。短時間でも来て欲しいが、来られない人は今いるその場で、辺野古の現状を伝えて裾野を広げて欲しい。一緒に頑張りましょう」と訴えました。

 最後に、「市東さんの会」事務局から小川正治が、「怒りをともに、私たちが問われている」と題して基調報告。ちょうど一年前のシンポジウムを振り返り、その直前の請求異議裁判で、高瀬裁判長が早期結審の姿勢を示したことに反撃して、四証言と二人の補佐人陳述を闘い取り、ついに「決戦のとき」をむかえたことを確認。四つの行動方針を提起しました。
 判決を迎え撃つ12・20傍聴闘争に立ち上がる
 法廷外行動を強化し、ただちに翌19日の耕作権裁判でデモ・裁判所包囲行動へ
 現地との連携強化。「現地調査」などの取り組みとともに、異変があればただちに駆けつける陣形づくり
 坂本進一郎・井村弘子共同代表と10余名の事務局体制による運営。弁護団の獅子奮迅の活動に応える裁判財政の強化
 以上のもとに、「あくまで畑を耕し、絶対に動かない」という市東さんの決意に応える運動作りを呼びかけました。

 閉会の辞を担当した事務局の林伸子は、「前回の裁判の報告会で内藤さんが、『それでも司法を信じたい』とおっしゃいました。私たちも、自分たちがもっている司法を信じたい。そう思います。12月20日、みなさんのお顔がそろうようにがんばりましょう」と呼びかけました。

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