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2022年4月

公団職員の証人採用を求めて追及 4/25 耕作権裁判

 4月25日に開かれた耕作権裁判。焦点は、南台農地(地主・藤﨑政吉)の用地買収をめぐる公団用地部職員の証人採用問題。この日の裁判で弁護団は、当時の職員録を提出し、関係者の出頭と証言を要求した。
 空港公団には「用地事務取扱規程」が存在し、用地交渉の重要事項を記録することが義務付けられている。市東さんの賃借地の特定は用地買収のために必要な超重要事項だから、「境界確認書」「同意書」(じつは公団の偽造文書!)の作成経過は当然にも記録されてなければならない。文書提出命令をめぐる攻防では、隠匿する公団を裁判所が強く叱責している。
 しかし空港会社は、「交渉記録は探したが無かった」の一点張り。関係した上西某は死亡したとして、真相を闇に葬ろうと躍起となっている。
 これに対して弁護団は、当時の職員録を示して、「職員録を調べると用地部関係者が20人はいる。上西が死亡したとしても、他にも関係者が存在する」と主張し、裁判所に証人採用を求めた。
 裁判所は「原告(空港会社)の主張を聞いて考えたい」との姿勢。「それでは出頭させないに決まっている。この問題は裁判の成否を決める。職員を調べることは絶対に必要」と反論し、次回裁判に持ち越しとなった。緊迫の闘いが続く。

 ▼次回裁判:8月22日(月)10時30分開廷、千葉地裁601号法廷

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4月25日(月)は耕作権裁判です

耕作権裁判
4月25日(月)
午前10時30分開廷 千葉地裁601号法廷

 この裁判はこれから証人立証に入ります。その証人採否をめぐる闘いが続いています。空港会社が、証人隠しに躍起となっているからです。
 争点は空港会社が主張する「不法耕作」の正否。空港会社は、市東さんが賃借する畑の場所を間違えていますが、それを押し通そうとして出した証拠が偽造によるものでした。
 追及された空港会社は、裁判所による関係文書の提出命令にも「探したが無かった」の一点張り。関係した用地課長は「すでに死亡した」と言って逃げ切ろうとしています。しかし関係者はその課長ばかりではない。法廷に引き出して敗訴に追い込む、それが強制執行判決をも打ち破る道です。傍聴をお願いします。

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