お知らせ

河北新報にも書評 ──「『亡国農政』を徹底批判」の見出しで

<東北の本棚>「亡国農政」を徹底批判

大地に生きる百姓 坂本進一郎 著

 食料自給率わずか38%、農村は人口流出に歯止めがかからず、中山間地は荒廃、「地方創生」はお題目ばかりだ。「自民党農政は、農業つぶしの亡国農政」-。秋田県大潟村に入植、間もなく半世紀になる著者の痛切な叫びである。
 著者は1941年、仙台市生まれ。東北大経済学部卒。北東公庫を退職して大潟村に入植したのが69年だ。稲作農家となるが、この時期から減反政策が本格化、青刈り、ヤミ米、農地明け渡し訴訟と混乱を極めた。猫の目農政を批判してきた「大地に生きる百姓」の1人である。
 成田空港問題、三里塚の農民の闘いに連帯を訴える。空港の誘導路の中に宅地と畑が囲まれ、土地収用を巡って裁判で闘っている農民が現在もいる。かつて成田空港問題は大きな社会問題としてクローズアップされたが、近頃はニュースにも出ない。もう終わってしまったのかと思うほどだが、「権力という暴力によって農地を取り上げる成田空港問題こそ、日本の農業問題の縮図だ」と訴える。
 親から子へ、子から孫へ、家族労働で守ってきた日本の伝統農業、本来は自給自足を基本にした。肥料は牛糞(ふん)、人糞を使い、馬耕で賄った。そんなにお金をかけるわけではない。「もうかる農業」を目指し、土地の流動化、大規模化を狙った近代化農法は結局、化学肥料や機械を購入する「お金を使う農業の仕組み」に変えていった。もうかったのは機械メーカーだけである。何でも米国にならって効率主義。果ては「安保条約で守ってやるから、日本は農産物を輸入せよ」とは「米国の押し売り商法」と厳しく批判する。
 戦後農政に対する批判は、これまでも多くの人々が語ってきた。しかしこの頃は、農山村を歩いても、語られる声さえ聞かれなくなった気がする。それだからこそ、著者の亡国農政を批判する言葉の意味は重い。
 社会評論社03(3814)3861=1944円。

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11・18シンポジウムのビラです!

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 今年のシンポジウムは格別です。請求異議12・20判決直前の11月18日に開催します。
 判決を待つのではなく、確信をもって判決を迎え撃つ構えのシンポジウムです。
 昨年、私たちは「憲法と農業、農民の人権」という斬新なテーマのシンポジウムを開催しました。それから一年、市東さんの裁判はこの問題を主張のベースとして進行し、論点が研ぎ澄まされ、新機軸も打ち立てられて結審を迎えました。
 この裁判で切り開かれた地平とは? その成果を明らかにして、勝利への確信を打ち立てるためのシンポジウムです。ぜひお越しください!

 2018年11月18日(日)
  *文京区民センター
    東京都文京区本郷4−15−14
    最寄駅:地下鉄:春日駅、後楽園駅、JR水道橋駅東口
  *開場13:15 開始13:30
  *資料代 500円

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日本農業新聞に書評  『大地に生きる百姓 ──農業つぶしの国策に抗って』

20181014_2 2018年10月14日付 『日本農業新聞』

『大地に生きる百姓 農業つぶしの国策に抗って』
坂本進一郎・著

 これまでの、そして「今」の農政への一百姓=農民の怒りの書である。「亡穀とは亡国なり」の叫びが胸に響く。
 副題「農業つぶしの国策に抗って」とあるが、本書冒頭で、国が農民の土地を取り上げる成田・三里塚闘争で、今なお当事者である市東孝雄さんの現状を挙げる。市東さんは千葉県成田市で三代続く農家。「民事強制執行」の名の下に、農地取り上げと言う緊迫の事態が迫っている。
 減反問題で揺れ動く秋田県大潟村で農業を営む著者は、米国の言いなりでなく、大企業本位ではない農政の確立を長年訴え続けてきた。安倍政権で一気に貿易自由化が進む中で、〈亡穀=亡国〉とは、土地利用型農業の危機感を端的に表す。序文では、中国の憂国詩人・屈原の話に触れる。
 豊富な歴史的知識をまぶした本書で、得心したのは「自由民権運動の伏流水 谷中村と秩父事件、三里塚」。日本初の公害問題・谷中村事件で先頭に立った、田中正造の国への怒りは、世紀を超え形を変え今も農民に受け継がれる。「人間の顔をした農業」を説く著者の思いは、農政の本質とは何かも問うているのだ。
(社会評論社 1800円+税)

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今年のシンポジウムは11月18日です!

 シンポジウムの日取りと会場が決まりましたのでお知らせします。

  市東さんの会シンポジウム
   ▼日時 11月18日(日)午後
   ▼会場 文京区民センター
           最寄駅:春日駅、後楽園駅、JR水道橋駅

  詳細は追ってお知らせします。

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9・27請求異議裁判 最終弁論傍聴へ!

_ass_2  請求異議裁判の最終弁論が明々後日に迫りました。二年間に及ぶ裁判の集大成。これまでの主張・立証と法廷証言、補佐人陳述を踏まえた最後の弁論です。

〝強制執行は、私の営農基盤と生きる希望を奪う過酷執行であり、強制的手段放棄の公約を踏み破る権利濫用であるから許されない〟
 ──この市東さんの主張は、全面的に明らかにされました。空港会社は反論もせず、「裁判所まかせ」を決め込んでいます。高瀬裁判長も多見谷判決のように、事実を捻じ曲げてでも勝たせてくれるだろうという態度です。
 裁かれるのは空港会社と高瀬裁判長。不当判決を許さず、農地を守るために、圧倒的な結集を呼びかけます!

 請求異議裁判第9回 最終弁論
 ・9月27日(木)午後2時開廷
 ・千葉地裁601号法廷
 ※抽選がありますので、傍聴を希望される方は午後1時をめどにお集まりください
 ※デモがあります。正午、千葉市中央公園集合

 市東さん支援の本、好評販売中!
 収益の一部が裁判財政に届けられます。ぜひお買い求めください。
『大地に生きる百姓 ──農業つぶしの国策に抗って』
坂本進一郎著
定価:本体1800円+税
四六版 並製 256頁
社会評論社
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好評発売中!  『大地に生きる百姓─農業つぶしの国策に抗って』 坂本進一郎著

_s300 全国の書店、Amazonなどネット通販でお買い求めいただけます。

でも、こうして買えば、税抜き価格。
売上の一部が市東さんの会を通して、裁判財政に届けられます!

(1)9・27請求異議裁判で
 9月27日(木)に請求異議裁判の最終弁論が行われます。
 閉廷後に裁判報告会が予定されますが、この場でお買い求めいただけます。

(2)社会評論社からの直接販売で
 ▶︎住所・氏名、書名、必要部数を明記の上、「市東さんの会の紹介」と書き添えて、 社会評論社にメールかファックスでお申し込みください。
   ・税抜き価格1,800円
   ・送料無料
   ・振込手数料なしの郵便振替用紙(赤伝)を本と一緒に送りますのでご利用ください。
    社会評論社 E-mail: matsuda@shahyo.com
             Fax: 03-3818-2808

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市東さん連帯の書、ついに発刊!  共同代表・坂本進一郎著

_s300_3 『大地に生きる百姓─農業つぶしの国策に抗って』
 坂本進一郎著
 四六版256頁 定価:1,800円+税
 社会評論社

 著者は秋田県大潟村の農民で、市東さんの農地取り上げに反対する会共同代表。自民党の亡国農政と格闘する日々の政策批判と三里塚連帯の書。ぜひ、お買い求めください。
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▼直接販売のお勧め
 売り上げの一部が、市東さんの会を通じて裁判財政に届けられます!

 ※住所・氏名、書名と必要部数を明記の上、社会評論社にメールかファックスでお申し込みください。
  ・税抜き価格1,800円で販売
  ・送料無料
  ・振込手数料なしの郵便振替用紙(赤伝)を本と一緒に送りますのでご利用ください。
   社会評論社 E-mail: matsuda@shahyo.com
           FAX: 03-3818-2808

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いよいよ弁護団の最終弁論 市東さんと補佐人も陳述  9・27請求異議第9回

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 農地取り上げの強制執行を停止させて始まった請求異議裁判は、9月27日、ついに最終弁論迎えます。異例のことと言われた裁判も、審理は8回に及び、市東孝雄さん本人を含む4名の証人と2名の補佐人陳述を実現しました。これらによって、強制執行の権利濫用が満天下に明らかにされました。空港会社の強制執行は社会正義に反しており、してはなりません。
 弁護団の最終弁論はその集大成。この日は石原健二・内藤光博両補佐人と市東孝雄さん本人の陳述も予定されています。
 市東さんを支え、ともに闘ってきたみなさん、千葉地裁に集まってください。

請求異議裁判第9回 最終弁論
 ・9月27日(木)午後2時開廷
 ・千葉地裁601号法廷

 ※抽選がありますので、傍聴を希望される方は午後1時をめどにお集まりください
 ※デモがあります。正午、千葉市中央公園集合

 ▼ビラのPDFはこちらから:「seikyuuigi9.pdf」をダウンロード

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7・17補佐人陳述 傍聴へ  第8回請求異議裁判

 7月17日午後、千葉地裁民事第5部(高瀬順久裁判長)で、請求異議裁判が開かれます。この日は、専門家補佐人二氏による陳述です。
 石原健二さんは、農業経済学の立場から市東さんの有機農業と産直型協同性について、最新の農業指標と国連など世界の趨勢から、その社会的意義を明らかにします。空港会社の見せかけだけの「公共性」をうち砕く画期的な陳述となるはずです。
 また、憲法学の内藤光博教授は、市東さんに対する強制執行が過酷執行そのものであり、とりわけ「人間としての尊厳」(憲法13条)を踏みにじるものであることを明らかにします。
 いずれの陳述も、空港会社の権利濫用を論証し、強制執行を阻止するための、きわめて重要な陳述です。

 弁護団の最終弁論は、既報のとおり、9月27日(木)となりました。それに向かって、弁論のエッセンスが、この日、明らかにされます。
 請求異議裁判は、いよいよ、これまでの主張・立証の集約点に上り詰めようとしています。市東さんとともに、7・17千葉地裁に集まりましょう!

◾️第8回請求異議裁判
   7月17 日(火)午後2時開廷
   千葉地裁601号法廷
   補佐人陳述:石原健二さん(農業経済学)
            内藤光博さん(憲法学)
   弁護団口頭弁論(エッセンス)
    *抽選のため傍聴希望者は午後1時をめどにお集りください
    *集会とデモがあります。正午、千葉市中央公園集合

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市東孝雄さん証言迫る! 6・28千葉地裁へ  第7回請求異議裁判

 農地取り上げと闘う市東孝雄さんと、産直共同生産者の萩原富夫さんの証人尋問が、6月28日に千葉地裁で行われます。この証言は、最高裁判決を停止させて行われた請求異議裁判の、まさに集大成。成田空港会社の権利濫用を明らかにする最重要の証言です。

 最高裁は判決で、空港会社の農地明け渡し請求を認めました。しかし、これに基づく強制執行が、会社にとっての権利行使のようでありながら、実は権利の濫用であって社会性に反するならば、強行することはできません。この裁判は、社会の正義を問う裁判です。
 すでに、小泉英政さんと加瀬勉さんが、小泉よねさんに対する1971 年強制代執行をもとに、空港会社の過酷執行を指弾し、「謝罪」「強制的手段の放棄」が市東さんには及ばぬことの矛盾を鋭く証言しました。
 市東孝雄さん本人と萩原富夫さんの証言は、先の歴史証言の上に立ち、その暴挙が再び強行されるという、権利濫用の実態を突き出すものとなるはずです。

 また、弁護団は、市東さんら実体験に基づく証言とともに、専門的知見に基づく客観的証言を求めて、石原健二、内藤光博、鎌倉孝雄氏ら3人の専門家証言を請求しています。
  とりわけ、石原証人は市東さんらが取り組む有機農業と産直の先駆性・重要性を、世界的な食料危機と廃業に追い込まれる日本の農家、農業存続の方向性から証言します。これは市東さんらの実体験を裏付けるものとしてきわめて重要であり、なんとしても実現しなければなりません。

 異例のことと言われた請求異議裁判ですが、回を重ねるごとに正義が立つか否かの核心に迫るものとなりました。緊迫の法廷証言、ぜひ傍聴を!

 ◾️第7回請求異議裁判
   6月28 日(木)午後2時開廷
   千葉地裁601号法廷
   証言:萩原富夫さん、市東孝雄さん本人
    *抽選のため傍聴希望者は午後1時をめどにお集りください
    *集会とデモがあります。正午、千葉市中央公園集合

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